IT部門向けガイド

シャドーAIアプリ:社員がAIで作るツールに、IT部門ができること

結論

こうしたアプリはすでにある、と考えてください。責めずに見つけ、作る人がデプロイできる承認済みの場所を1つ用意します。会社のログインの内側で、すべてのアプリにオーナーが決まっている場所です。残りは1ページのポリシーで足ります。

AIツールを禁止しても、うまくいくことはまずありません。アプリが見えない場所に移るだけです。このページでは、シャドーAIとは何か、AIで作った社内アプリの本当のリスク、すでにあるものの見つけ方、そのまま使えるポリシーを説明します。

最終更新 TeamOnly が執筆しました。作る人がデプロイできる場所の1つを提供しているため、関係する箇所ではそう書いています。

01用語

シャドーAIとは?

混同されやすい3つの言葉です。同じ習慣の、段階の違いを表しています。

シャドーIT
IT部門の把握や承認なしに、仕事で使われるソフトウェアやサービス。個人のファイル共有アカウントや、誰かのカードで払っているプロジェクト管理ツールなど。
シャドーAI
同じことがAIツールで起きている状態。社員が、IT部門が確認していないチャットアシスタントやAI機能に会社のデータを貼り付けます。
シャドーAIアプリ
新しい段階です。社員が Claude Code、Cursor、Lovable、Replit、Bolt、v0 で動くアプリを作って公開し、同僚にリンクを送ります。アプリには会社のデータが入り、動き続けます。

3つ目が違うのは、残り続けるからです。チャットは1分で終わります。アプリには利用者とデータがあり、リンクは動き続けます。作った人自身のアカウントの上にあることもよくあります。

2026年10月25日に確認。出典:Retool AI Governance Report 2026(ベンダーによる調査、2026年6月)、The Hacker News による Red Access の調査の要約(寄稿記事、2026年5月)。

02本当のリスク

AIで作った社内アプリでは、何が問題になる?

問題がコードそのものにあることはまれです。たいていは、アプリの置き場所と、誰が開けるかです。

  • 会社のデータがある一般公開のリンク

    アプリ作成ツールの多くは、非公開の設定にお金を払うか、それを見つけない限り、誰でも見られる形で公開します。誰にも教えていないリンクでも共有され、検索エンジンに載ることもあります。

  • 共有パスワード

    アプリ全体にかけたパスワードは、チャットやメールで出回ります。アプリは誰が何をしたか区別できず、退職した人もパスワードを知ったままです。

  • 個人のアカウント上のアプリ

    アプリは作った人が登録したプラットフォームの上で、その人のカードで支払われ、その人のログインで動いています。会社には管理者としてのアクセスがなく、存在すら知らないこともあります。

  • 退職するとオーナーがいなくなる

    作った人が退職すると、アプリは誰も責任を持たないまま動き続けるか、その人のカードが解約された時点で止まります。どちらの場合も、頼っていたチームが最後に知ることになります。

  • 何があるかの一覧がない

    知らないアプリは、確認も修正も廃止もできません。一覧がなければ、ここに挙げたリスクはどれも見えないままです。

  • コードの中のシークレット、開いたままのデータベース

    AIツールは、ブラウザで動くコードにAPIキーを書き込むことがあり、アプリを開いた人なら誰でも読めてしまいます。行レベルセキュリティが無効なホスト型データベースは、アプリを通さずに読めてしまいます。

03手順

すでにあるアプリは、どう見つける?

1つのツールですべては見つかりません。以下の手順を組み合わせれば、ほとんどは半日で見つかります。

  1. 責めずに聞く

    短いメッセージを1通送ります。「同僚が使っているツールをAIで作った人は、教えてください。止めることはありません。安全に使い続けられるよう手伝いたいだけです。」作った人は、たいてい聞かれて喜びます。

  2. 経費精算とカードの明細を確認する

    Lovable、Replit、Bolt、Vercel、Netlify、Supabase、Cursor、Claude のサブスクリプションを探します。経費精算にアプリ作成のプラットフォームがあれば、たいていどこかにアプリがあります。

  3. 会社のアカウントで何にログインしたかを確認する

    Google Workspace と Microsoft Entra はどちらも、社員が会社のアカウントに連携した外部アプリを一覧にし、ログインのログでどれを使っているかもわかります。「Google でログイン」や Microsoft で登録したアプリ作成のプラットフォームは、そこに出てきます。

  4. アプリのアドレスを探す

    DNS やWebプロキシのログ、社内チャットで、*.lovable.app、*.replit.app、*.vercel.app、*.netlify.app、*.pages.dev のようなアドレスを検索します。チャットのリンクは、実際に使われているアプリを見つけるいちばんの近道になることがよくあります。

  5. ブラウザや端末の一覧があれば確認する

    ブラウザやノートPCを管理しているなら、その一覧に AI 拡張機能や、インストールされた Cursor や Claude などのアプリが出てきます。わかるのは誰が作っているかで、何を作ったかではないので、続けて本人に聞いてください。

  6. 書き出す

    アプリごとに1行。名前、オーナー、どこでホストしているか、どんなデータがあるか、誰が使っているか。このシートが最初のアプリ一覧になり、どのアプリから移すべきかもわかります。

04コピーして使う

そのまま採用できるバイブコーディングのポリシー

読んでもらえる短さです。[ ] の部分を書き換えて送ってください。

ポリシー:AIで作るツール

  1. 対象. AIの助けを借りて作ったアプリ、スクリプト、ツール(Claude Code、Cursor、Lovable、Replit、Bolt、v0 など)のうち、作った人以外が使うものすべて。
  2. 作ることは自由です. 誰でも自分の仕事のためにツールを作れます。アイデアを試すのに許可はいりません。
  3. アプリの置き場所. 同僚が使うアプリは [承認済みのホスト] にデプロイします。個人のアカウントや、一般公開のホスティングには置きません。
  4. まずログイン. どのアプリも、画面やデータを表示する前に会社のアカウントでのログインを求めます。共有パスワードや一般公開のリンクは使いません。
  5. データ. 社内の業務データは問題ありません。顧客の個人データ、カード決済のデータ、健康に関するデータ、他のシステムのパスワードは、先にIT部門に確認してください。会社のデータを個人のアカウント上のアプリに入れることはしません。
  6. キーとパスワード. APIキーとパスワードは、ホストのシークレット設定に入れます。コードにもチャットにも書きません。
  7. すべてのアプリにオーナーがいる. オーナーはアプリが動くように保ち、誰が開けるかを決めます。全社か、名前を挙げた人のリストです。
  8. 誰かが退職するとき. 退職や異動の前に、その人のアプリを新しいオーナーに引き継ぎます。引き継ぐ人がいないアプリは停止します。
  9. 責めずに報告する. 会社のデータがあり、誰でも開けるアプリを見つけたら、[IT部門の連絡先] に知らせてください。報告して困ることはありません。
  10. 見直し. IT部門は [四半期] ごとにアプリの一覧を見直します。[90日] 誰も使っていないアプリは、オーナーに確認したうえで削除することがあります。

テキストで欲しい場合は、このページの Markdown 版にそのまま貼り付けられるポリシーがあります(英語)。

禁止すればいいのでは?

こうしたツールは、実際の困りごとを解決するから作られます。禁止しても困りごとはなくならず、ツールが個人のアカウントに移るだけです。承認済みのデプロイ先を1つ用意すれば、同じツールが会社のログインの内側に入り、読める一覧に並びます。

05承認済みの場所

作る人に、安全なデプロイ先を

ポリシーがうまく働くのは、承認済みのホストが難しい部分を引き受けて、作る人が間違えようがないときです。TeamOnly がしていることは次のとおりです。

アプリのコードが動く前にログイン
すべてのアプリへのすべてのリクエストを、最初に確認します。ログインしていない人がアプリに届くことはありません。アプリを一般公開にする設定はありません。
会社のアカウントだけ
同僚は会社の Google、会社の Microsoft、または会社のメールに届くコードでログインします。入れるのは御社のドメインだけで、個人のアカウントは拒否されます。
すべてのアプリが一覧に
ダッシュボードには、社内のすべてのアプリ、そのオーナー、誰が開けるか、すべてのデプロイが表示されます。アクセスは全社か、名前を挙げた人のリストです。
退職時に新しいオーナーへ
管理者はダッシュボードでアプリを新しいオーナーに引き継げます。会社のアカウントを無効にすれば、新しいログインは止まります。アプリのログインが続く時間は、管理者が8時間から30日の間で選べます。
すべての場所からログアウト
管理者は、作成者をすべてのターミナルとダッシュボードから一度にログアウトさせられます。
アプリは互いに分離
各アプリには専用のデータベース、ファイル保存、シークレットがあり、セッション Cookie はそのアプリ自身のアドレスに限定されます。キーは npx teamonly secrets set で、コードの外に設定します。

Builder は月額 $19 で、作成者1人、アプリ3つまで。Team は月額 $249 で、アプリも作成者も無制限です。アプリを使うだけの人は無料です。料金。

できないこと:TeamOnly がホストするのは、React のフロントエンドと JavaScript または TypeScript の API でできた社内Webアプリです。一般公開のWebサイトや Python のアプリはホストしません。また、現時点で SOC 2 や ISO の認証は取得していません。セキュリティの詳細。

06よくある質問

よくいただく質問

すべての質問と回答

シャドーAIとは何ですか?

シャドーAIとは、社員がIT部門の把握や承認なしに、仕事でAIツールを使うことです。会社のデータが入っていることもよくあります。チャットアシスタントから始まりましたが、今では社員がAIで作って同僚と共有する、実際に動くアプリも含まれます。

シャドーITとシャドーAIの違いは何ですか?

シャドーITは、ファイル共有のアカウントや個人のカードで払うプロジェクト管理ツールのように、IT部門の目の届かないところで仕事に使われるソフトウェアやサービス全般です。シャドーAIは、それがAIツールになったものです。シャドーAIアプリはさらに一歩進んでいます。社員はツールを使うだけでなく自分で作っていて、そこに会社のデータが入っています。

バイブコーディングは禁止すべきですか?

禁止しても、必要そのものはなくなりません。こうしたツールは実際の困りごとを解決するから作られるので、禁止すると見えない個人のアカウントに移るだけです。短いポリシーと、承認済みのデプロイ先を1つ用意するほうが、たいていの会社でうまくいきます。

社員がすでにAIで作ったアプリは、どうやって見つければいいですか?

まず、責めずに聞いてください。次に、経費精算で Lovable、Replit、Vercel などのサブスクリプションを、Google Workspace や Microsoft Entra で社員が会社のアカウントに連携した外部アプリの一覧を、DNS やチャットのログで *.lovable.app や *.vercel.app のようなアドレスを確認します。

バイブコーディングのポリシーには何を入れるべきですか?

何を作ってよいか、アプリをどこにデプロイするか、すべてのアプリに会社のログインが必要なこと、どのデータを扱ってよいか、APIキーやパスワードをどこに置くか、各アプリのオーナーは誰か、オーナーが退職したらどうするか。このページのポリシーは1ページに収まり、そのままコピーして使えます。

AIで作ったアプリはセキュリティ上のリスクですか?

社内ツールの場合、大きなリスクはたいていコードではなく、アプリの置き場所です。一般公開のリンク、共有パスワード、個人のアカウント、コードに書き込まれたキー、作った人が退職した後に誰も責任を持たないこと。どれも、アプリのデプロイ先で解決できます。

アーリーアクセス

作る人に、承認済みのデプロイ先を1つ。

どのプランも今すぐ申し込めます。作る人はカード不要で14日間無料で試せます。会社の準備はすぐに整い、作る人はその日のうちにデプロイできます。

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トライアルはカード不要。その後は月額 $19 から、いつでも解約できます。

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